森山 伸一助教

助教

森山 伸一

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高性能永久磁石を利用した磁気浮上輸送システム

 磁気浮上技術に基づく輸送システムは非接触で物を運べることから超高速鉄道等に利用されています。たとえば、世界初の商業用リニアモータカーとして2002年に上海で営業を開始したトランスラピッド(最高速度430km/h)や建設予定のJR東海のリニアモータカー(最高速度581km/h)などが例として挙げられます。浮上の原動力は、前者が常伝導電磁石の吸引力、後者が超伝導電磁石の吸引・反発力です。本研究は、これらの超高速輸送の流れをさらに発展させるために、高性能永久磁石(最大エネルギー積400kJ/m3、残留磁束密度1.4T程度の性能を有するNd-Fe-B系焼結磁石)の反発力を浮上の原動力として利用する磁気浮上輸送システムを提案するものです。現在、自動車への応用を念頭に置いた浮上走行システムの概念設計を行っています。研究対象の車は、基本的に、バッテリーをエネルギー源とする電気自動車であり、一般道路は車輪走行、高速道路は浮上走行、が前提です。その目標とする性能は、浮上走行時の最高速度:500km/h(車輪走行時の最高速度:125km/h)、1充電あたりの走行距離:500kmです。

 

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